こんにちは。
ころぴす@kabumameta0629です。

現在私は米国中心にディフェンシブな優良資産株を毎月50万程買付し、配当を再投資するという地味で退屈な投資スタイルを採用しています。
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1.はじめに


先日、私は東京駅近くの某大型書店にて、投資に関する古典的名著と名高い書籍を爆買いして参りました。

久方ぶりの休日だった日曜日にその中の一冊を読了したのですが、その書籍はGeorge Samuel Clason著『バビロンの大富豪』(以下、「同書」という。)となります。

古代都市バビロンは、アムル人によって建設されたバビロン第一王朝をその起源とし、長きに渡り一貫してメソポタミア地方の中心だった古代世界における最も裕福な都市です。

今でも多くの謎を残すバビロンの空中庭園などが有名ですね。

そんなバビロンを舞台とした同書(※)には、古代バビロン1の大富豪と言われたアルカドの教えを中心に蓄財や資産運用の基本的な教訓が散りばめられています。
(※同書は、約100年前に出版されて以降、全世界で1000万部を超える大ベストセラーとなっています。)

今回は同書の基本的教訓を取り上げ、私なりにそれらの教訓につき簡単に掘り下げてみたいと思います。
2.五つの黄金原則

同書には、大富豪アルカドがその息子ノマシアに与えた過酷な試練から導かれる、富を生むための黄金の原則が五つ紹介されています。

また、同書では、その他にアルカドがバビロン市民に向けてディスカッションを交えた講義で導いた黄金の七つの知恵も紹介されています。

内容的に一部重複する点もある為、当記事では五つの黄金の原則について簡単に掘り下げて参ります。

(1)一つ目の黄金原則
将来の資産と家族の財産を築くため、最低でも収入の十分の一を貯めるならば、黄金は自ら進んで、しかもだんだんとその量を増やしながらやってくる。

【コメント】
資産形成の最初の第一歩、貯蓄についての原則です。

手取り収入の9割の範囲で生活し(支出の抑制)、少なくとも1割は貯蓄に回しましょうということですね。

若年期は手取り収入が少ない方も多いと思いますが、それでも最低1割は貯蓄に回すことで、貯蓄の習慣を身に付け、資産形成の第一歩を踏み出しましょう。

そして、手取り収入を増やすことができれば、貯蓄の割合を2割3割へと増やしていくことも可能です。その為、資産形成においては収入の最大化という点にも注力したいところです。

黄金は堅実な投資家を好むといったところでしょうか。

(2)二つ目の黄金原則
貯まった黄金がさらなる利益を生むような働き口を見つけ、家畜の群れのごとく増やせる賢明な主人となるならば、黄金は勤勉に働いてくれる。

【コメント】
資産形成の次のステップ、お金を増やす為の資産運用についての原則です。

(1)で貯蓄した現金は、そのまま寝かせておくだけではなく、自らの懐へと定期的に入ってくるお金の流れを作るべく、投資に回しましょう。

お金というものは我々の為に積極的に働いてくれるものです。時の経過と共に、働き者のお金たちは驚くべき勢いでその仲間を増やしていくことでしょう(複利の力)。

黄金は賢明な投資家を好むといったところでしょうか。

(3)三つ目の黄金原則
黄金の扱いに長けた人々の忠告のもとに黄金を投資するような慎重な主人であれば、黄金はその保護のもとから逃げようとはしない。

【コメント】
三つ目は、お金を守るための原則です。

同書では、若い頃のアルカドが、(黄金を増やす目的で)レンガ作りを専門とする人間に宝石の買付を依頼し、結果、損失を被ったというエピソードが紹介されています。

資産運用において誰かに相談する場合は、その道で明確に成功している人間の助言を参考とすべきでしょう。

例えば、かの伝説の投資家として有名なウォーレンバフェット氏は、「自分の死後、その90%の資産をS&P500ETFにて運用すべき」、と家族に語っているそうです。

黄金は慎重な投資家を好むといったところでしょうか。

(4)四つ目の黄金原則
自分のよく知らない商売や目的、あるいは黄金を守ることに長けた人々が認めないような商売や目的に使われる黄金は、その人間から逃げてゆく。

【コメント】
四つ目も、お金を守るための原則です。

皆が投資しているからといったような理由で、自分自身が全く理解できないビジネスを展開している企業に安易に投資すべきではないということです。

特に投資初心者のような経験未熟な投資家が、自身の判断だけを頼りによく分からない事業に投資すれば、その未熟さの代償を自身がコツコツと蓄えた財産で払う羽目になりかねません。

黄金は軽率な投資家を嫌うといったところでしょうか。
(5)五つ目の黄金原則
あり得ない莫大な利益を生ませようとしたり、詐欺師の魅力的な誘いに従ったり、あるいは自らの未熟で非現実的な欲望に頼る人間からは、黄金は逃げてゆく。

【コメント】

五つ目も、お金を守るための原則です。

「この株買っとけば短期間で〇〇倍!」とか、「短期でガンガン値幅とってガンガン稼ぎ、速攻でお金持ちになろう!」とか、「え?仮想通貨まだ買ってないの?あなた馬鹿だねえ」といった文言が、SNSが発達した現代においてはネット上にごろごろ転がっています(いました)。

こうした誘い文句はともすれば、コツコツ貯めた虎の子の財産に魔法をかけ、莫大な利益をもたらすかのように錯覚させます。

確かに、こうしたギャンブル的なトレードで成功を収め、それを維持し続けている投資家もいますが、それは一握りの天才かただの強運の持ち主のみです。

黄金は強欲な人間を嫌うといったところでしょうか。

(6)まとめ
堅実・賢明・慎重な投資家は資産形成の成功に近づき、軽率・強欲な投資家は資産形成の成功から遠のく。

お金を貯める・増やす・守るといった極めてシンプルでかつ現代にも通じる普天的な教訓が示されています。


3.おわりに


最近のマネー本やマネー雑誌には、「どの株が儲かるのか?」「これから盛り上がるテーマは何?」「最もリターンの高い投資信託はどれ?」といった謳い文句が書かれていることが多いです。

こうしたお話は、森で言えば、森の中の木々や枝、葉っぱといった各論的なお話と考えています。
勿論、こうした各論的な議論も情報収集の為には有用な議論であるのは間違いないです。

しかし、まずは森全体を見渡す視点、現代にも通じる普遍的かつ総論的な議論もしっかりと押さえておく必要があります。

そうした全体を見渡す総論的な視点を授けてくれるのが、今回ご紹介した『バビロンの大富豪』を初めとする先人たちの豊富な知恵がつまった古典的名著と呼ばれる書籍でしょう。

最後までお読み頂きありがとうございます。



それでは今日はこのへんで。
おしまい。
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