こんにちは。
ころぴす@kabumameta0629です。

現在私は米国中心にディフェンシブな優良資産株を毎月50万程買付し、配当を再投資するという地味で退屈な投資スタイルを採用しています。
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1.はじめに

お金持ちってどんな人でしょう。

高額所得者のこと?高級車を乗り回し、豪邸に住み、ブランド品に囲まれた派手な生活をしている人?はたまた元々資産家の家に生まれたお坊ちゃまお嬢ちゃまのこと?

多くの一般の方同様、投資を始める前の私もお金持ちに対して上記のようなイメージを有していました。

今回ご紹介する書籍、トマス・J・スタンリー&ウィリアム・D・ダンコ著『となりの億万長者』(以下、「同書」という。)では、お金持ちの真の姿が手に取るように分かります。

同書は、豊富な調査事例を基に、米国の億万長者達の資産や年収、職業、消費行動、その思考法等について普通の人々とどこが異なるのかという観点から執筆されております。

また、同書では、特別な一握りの高額所得者ではなく、ごく普通の職業の人でも億万長者になることが可能であると明示されております。

資産形成を図る上では誰しもにとって必読の書の一冊と言ってよいでしょう。

全てを詳述することは難しいため、以下、同書のエッセンスを簡単にご紹介して参ります。
2.億万長者に共通の7つの法則

同書では、徹底した調査の結果、億万長者になったプロセスには以下の7つの共通法則があったと紹介されています。

【7つの法則】

①収入よりはるかに低い支出で生活。
②資産形成に、時間・エネルギー・金を効率よく配分。
③お金の心配をしないですむことが、世間体を取り繕うよりも大切。
④社会人となった後、親からの経済的援助はなし。
⑤子供たちは経済的に自立。
⑥ビジネスチャンスをつかむのがうまい。
⑦ぴったりの職業を選択。
以下、いくつか簡単に触れておきます。

(1)倹約の徹底で資産作り

同書には、「攻め」と「守り」という二つのキーワードが度々登場します。

攻めとは稼ぐ力守りとは支出を管理コントロールする力と言い換えることができましょうか。

理想を言うと、攻め守り双方に強ければ資産形成のスピードは格段に早まるでしょう。

しかし、概して攻めにめっぽう強くとも守りにめっぽう弱い人が多数存在することが同書では豊富な事例とともに紹介されています。

稼いだら稼いだ分だけ使う、使うためにまた稼ぐ、消費の波に呑まれてしまっているパターンですね。

一方、攻めは標準的であっても、守りに強く、長期間にわたって倹約に励むことができれば、誰でも億万長者へ近づけることも同書では明示されています。

つまり、特別な高額所得者でなくとも、ある程度の収入があり、その収入より低い支出で生活を長期間継続できるならば、誰でも億万長者への途は開けるということです。

(2)投資でじっくりと資産を作り

同書では、億万長者ほどお金をどのように使うかについてじっくり吟味し時間をかけるとされています。

例えば、車の買い方ひとつとっても、億万長者がどのような思考で車の購入に踏み切るかにつき、億万長者でない人との比較をしながら詳述されています。

また、億万長者ほど、(1)の倹約で貯めたお金を株式や債券、不動産といった資産性を有する者に変えていきます。その際じっくりと投資対象を吟味するのは言うまでもありません。

ちなみに、ここでいう株式投資とは、頻繁に株を売買する株のトレーディングとは異なります。

同書に登場する億万長者は、頻繁な株の売買などせず、株価チェックもそれほど行わないじっくりと腰を据えた優良株への長期投資を実践しています。
(3)教育面での億万長者の資産作り

同書における億万長者がとる行動として経済的に子供を甘やかさないというものがあります。これは特に成人した子供に対してという意味です。

一見すると経済的な援助があったほうが子供の人生がうまく回ると思われるかもしれません。

例えば、同書では、成人後も長きに渡って子供にまとまった現金を渡す、子供の子供即ち孫の学費の大半を負担する、子供の起業資金を負担する、成人後いつまでも親との同居を許す(子供は最大の固定費家賃を払わなくてすむ)、といった例が挙げられています。

しかし、同書では、こうした経済的な甘えを許すことは、子供をどんどん弱くし、ますます子供の経済的自立を阻害するということが強調されています。

攻めの稼ぐ力は一向に養われず、また、守りである支出を管理コントローする力も同様です。

億万長者の経済的に子供を甘やかさないという行動は、自分たち自身の手元に資産が残る(減らない)だけでなく、子供たちの経済的自立を促すという正のスパイラルを生むと言えるでしょう。

(4)まとめ

億万長者の多くは短期間でその資産を築きあげたわけではありません。

同書に登場する全ての億万長者は、倹約貯蓄長期投資、(自立を促す)教育勤勉に働くといったことを長期にわたってコツコツ地道に継続してきた人ばかりです。

株やFXで一発あてたとか、宝くじで一等あてたとかそんな人はどこにも登場しません。


3.おわりに

最後に同書の中のとある一節をご紹介して終わりと致します。

『牛を一頭も持っていないくせに、大きなカウボーイハットをかぶって、見かけだけは一丁前の牧場経営者、ってヤツがいるんだよね。』

高級外車を乗り回し、高級タワーマンションに住み、多数のブランド品を身にまとっているような一見派手な生活をしている人は案外内情は火の車かもしれません。

一方で、貴方のすぐ近くの、地味で質素な何の変哲もない人が、実は億万長者だったりするかもしれませんよ。

アメリカの億万長者の真の姿が手に取るように分かる、資産形成を図る上で必読の書!


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